宗教・宗派による葬儀の違い -日々のお参り

ご自宅にお仏壇がある場合は、毎日お仏壇にお参りをしているのではないでしょうか?

日々に行うお参りを、仏教・神道・キリスト教ごとにみていきましょう。


【仏教】

日々のお勤め

朝起床をしたら、心身を清め、お仏壇に仏飯を供えます。

次にお仏壇に異常はないか、ご本尊の位置や遺影、脇軸が正しく置いてあるか、倒れたり隠れたりしていないか確認しましょう。

線香に火をつけ、香炉にあげます。

お線香のあげ方は、宗派により

・お線香の本数

・お線香を折るか折らないか

・線香立てに立てるか寝かせるか

と違いがありますが、ここでは省略致します。

・お鈴を2回打ち、合掌をしてお参りをします。

本来は、毎朝お水かお茶と炊きたてのご飯を供えますが、毎朝ご飯を炊かない場合には無理にせず、できる範囲でよいでしょう。

個人の好物を供えるのも良いですね。

頂きものや季節の初物は、まずは仏壇に供えます。

お供え物はある程度の時間で下げてできれば処分せず、家族で食べるようにするのが好ましいです。


【神道】

日々の神拝

朝起床後、洗顔をし、手を清めて、口をすすぎます。

神社の手水と同様です。

その後、神鏡(しんきょう)の前に神饌(しんぜん)を供えます。

神饌(しんぜん)とは?

洗ったお米(またはご飯)、朝一番でくんだ初水、塩の3種類です。

初水は水器に入れ、お米と塩は白皿か土器に盛って供えます。

神前で一揖(いちゆう)・二拝し、祓詞(はらえことば)を奏上します。

一揖とは、軽いお辞儀=会釈のこと。祓詞(はらえことば)とは、神事の前に必ず唱えられる祝詞の一種です。

神拝詞(しんぱいし)を奏上し、二拝・二拍手・一拝します。

神棚拝詞(または祖霊拝詞)を奏上する際には、自分の心の中で思うだけでも、言葉にして口に出してもかまいません。

毎日祓詞と神拝詞を奏上するのが大変な場合には、二拝・二拍手・一拝のみを行う略式でも問題ないでしょう。

神様やご先祖様に、手をあわせ、日々お導きいただき、お守りいただいていることの感謝を申し上げます。


【キリスト教】

キリスト教(カトリック・プロテスタントとも)は、教会での祈りが中心になります。

家庭祭壇や家具調祭壇(仏教でいう仏壇)の場合、祀り方に特別な決まりはありません。

例えば、たんすや家具の上に十字架と花瓶をおくだけでもいいとされています。

■カトリックの場合

カトリックの信者は、感謝と尊敬の気持ちを日々の祈りで表します。

日曜日に行われる教会でのミサで、キリストや聖母マリア様たちへの祈りを捧げます。

もちろん家庭祭壇に日々祈りを捧げることもよいでしょう。

お供えものには特に決まりはありません。故人の好きなものを供えましょう。

また、カトリックでは、食前の祈り、就寝前の祈りもとても大切にしています。

■プロテスタントの場合

プロテスタントの祈りの場も、やはり教会です。

家庭では朝夕、聖書を中心に祈りを捧げますが、供物などを供える習慣は特にありません。

どの宗教においても、静かな心でお参りすることは大切ですね。

お葬式のひなたは宗教・宗派問わずお受付可能です。

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百合ヶ丘家族葬ホール

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